@システム部

システム屋さんの備忘録

LLの落し穴

これも経験からの老婆心です。

確かに Lightweight Language Lovers の主旨のとおり、
Python などのLLを使うと無味乾燥な単純作業を知的活動に変えてくれます。

しかし、ちょっと落し穴もあります。

それは、LLを使った作業にはパズルを解くような面白さがあり、
如何にスマートに記述するか、汎用化するかといったことに気をとられてしまうことです。

これは言語を身につける上では非常に大切なことです。
しかし、実際の現場では期限というものがあります。

例えば、システムからデータを出力し、それを加工して納品する場合を考えてみます。
おそらくLLを使うと加工そのものは短時間に処理できてしまいます。
しかし、余った時間はプログラムの改善ばかりに気が行ってしまいがちです。

これが、LLを使わず地道に作業した場合、時間はかかりますが、
何といっても実際のデータを眺めるという効果は大で、作業している内に

いろいろ気づいてくるものです。

本来の業務から考えるとどちらが大切かは明らかですね。 でもLLの熟達も大切です。

というのが良いと思います。

CategoryAtItSection

AtItSection/NoteOfLL (last edited 2007-10-14 05:59:45 by ymd)